史上最低大河『いだてん』最終回に奇跡のジャンプアップはあるか? (3/3ページ)

日刊大衆

オリンピック招致に成功し、さあいよいよクライマックスというところで、64年の東京五輪で活躍した女子バレーボールチームの日本代表監督、大松博文役、徳井義実(44)の所得隠しが発覚。世間を騒がせ、すわ降板かと思わせたが、結局は再編集のみで徳井の熱演が放映されることとなった。

■絶賛された徳井義実の演技

 12月1日の放送に至っては見せ場も多く、SNSでも「これを放送しない選択肢はなかった」「今じゃ大松監督は徳井さん以外にやってほしくないな」とその演技を絶賛する声が多数。再編集ではなく、フルで徳井の演技を見てみたかった!

 また、このドラマが史上最低視聴率を記録した放送回も、まさに不幸だった。その日は10月13日。そう、ラグビーワールドカップの日本対スコットランド戦の日だったのだ。この試合は日本テレビが放送し、その平均視聴率は39.2%と、ラグビーの試合としては歴史的な数字を記録した。その結果、『いだてんは』3.7%という、こちらも歴史的な数字を記録してしまったのだ。『いだてん』の運の悪さ、ここに極まれりといったところか。

 いろいろと噛み合わなかったものの作品自体は面白い部分が多く、豪華な役者陣の演技も見どころ十分で、ドラマ自体の評判は悪くない。いよいよ12月15日に最終回を迎えるが、来年の東京オリンピックを盛り上げるべく、最後は見事なジャンプアップを見せてもらいたいものだ。(ドラマライター・半澤則吉)

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