大相撲の外国人力士の中にはエクステやストパーをして髷を結っていた人もいた (2/3ページ)

Japaaan

そんな彼が大銀杏を結うために使ったのは、なんと当時の兄弟子の髪の毛を使った「人毛エクステ」。実は、髪質や髪の量が少ないなどの理由で地毛で髷を結うことが難しい力士の場合、「付け毛」を使うことが可能なのです。

ちなみに日本相撲協会の規定では、髪の色についての決まりは特にありません。
しかし協会の上層部からは、当時

「相撲界の伝統を重んじるなら、黒く染めたほうが良いのでは」

という声も上がっていたのだとか。

そんな事情もあり、把瑠都はその後、黒い色をつけた鬢付け油を使って髷を結うようになりました。だから本場所で見る大関・把瑠都の髪は、ブロンドというよりは暗い茶色のような色の大銀杏だったのです。

縮れた髪にストレートパーマをかけてきれいな大銀杏を結った

さて、髪質が原因で髷が結いにくいといえば、くせ毛や天然パーマの力士も同じです。

元大関・小錦元横綱・曙など、恵まれた体格と圧倒的なパワーで大活躍したハワイ出身力士たちを悩ませたのが、くせの強い髪質でした。

小錦と同じ高砂部屋所属で、床山の最高位である特等床山まで昇りつめ「伝説の床山」とまで呼ばれた床寿(とこじゅ)さんの技術でも、小錦の大銀杏はなかなかきれいに結えませんでした。

そんなとき、元美容師だった床寿さんの奥さんのアイディアで取り入れられたのが、ストレートパーマでした。

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