つい他人に強くあたってしまい、関係が築けない。「怒り」をコントロールする方法とは? (1/3ページ)

新刊JP

つい他人に強くあたってしまい、関係が築けない。「怒り」をコントロールする方法とは?(*画像はイメージです)
つい他人に強くあたってしまい、関係が築けない。「怒り」をコントロールする方法とは?(*画像はイメージです)

日々の生活の中では、様々なことが起きます。
その中で強い「怒り」の感情に襲われてしまい、誰かに心無いことを言ってしまったり、衝動的に行動してしまったりした経験はないでしょうか。
その結果、自分でも「何であんなことをしたのだろう」と後悔することも。

「怒り」をコントロールする方法としてよく知られるのは「アンガーマネジメント」ですが、そのベースになっているのが「マインドフルネス」です。

40年の瞑想歴がある精神科医・藤井英雄さんの著書のタイトルはズバリ『怒りにとらわれないマインドフルネス』(大和書房刊)。
「怒り」という感情はなくすことができないという前提のうえで、そのやっかいな「怒り」をコントロールするためのマインドフルネスの方法を伝授します。

では、どうすればそれができるのでしょうか。

■すぐ怒ってしまったり、ネガティブになる人こそ「マインドフルネス」が有効

マインドフルネスとは「今、ここ」の気づき。もっと言うと、「今、ここの現実にリアルタイムかつ客観的に気づいていること」だと藤井さんは定義します。つまり、自分は今何をしていて、どう思っているのかを客観的に見られている状態といえるでしょう。

もちろん、普段の生活でもずっとその状態を維持しなさい、というわけではありません。何かに集中したいとき、嬉しかったり感動をしたりしたときなど、ポジティブな感情の時は「今、ここ」の気づきがなくても問題ないのです。

「今、ここ」の気づきが最も必要な場面は、怒りや悲しみなどネガティブな感情に囚われているとき。ネガティブな感情のままでいると、自己肯定感が下がり、自己嫌悪がどんどん上書きされ、強固なものになっていきます。

藤井さんは「自己肯定感」が弱い人こそ、マインドフルネスが有効だといいます。ネガティブな感情に囚われたとき、一度「今、ここ」を見る。そして心をニュートラルに戻し、そこからゆとりをもってポジティブ思考に移る。こうしていくことで、自己肯定感を高めるわけです。

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