武士の身分を取り戻せ!明治維新の戦場を駆け抜けた甲賀忍者たちの武勇伝【下】 (1/4ページ)

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武士の身分を取り戻せ!明治維新の戦場を駆け抜けた甲賀忍者たちの武勇伝【下】

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武士の身分を取り戻せ!明治維新の戦場を駆け抜けた甲賀忍者たちの武勇伝【上】

戦国末期に武士の身分を失った甲賀(こうか)流忍者たちは、武士の誇りを忘れないよう甲賀古士(こうかこし。古くは武士であった)と称し、武士の身分を取り戻すため、江戸時代を通して嘆願運動を続けて来ましたが、ずっと実現できずにいました。

そして幕末、戊辰戦争(慶応四1868年)の勃発に際して「新しい世で武士になろう」と幕府を見限り、新政府軍に加わった甲賀古士たちは「甲賀隊(こうかたい)」として北越戦線に投入され、関川口(現:山形県鶴岡市)で庄内藩と交戦します。

猛烈な抵抗を受けて攻め倦(あぐ)ねた本隊(岩国藩・高鍋藩)に、甲賀古士が「山中を迂回して、敵陣の左翼を衝く」作戦を進言。

その進言が容れられ、甲賀古士たちは別動隊を編成して険阻な山や渓流を越えて敵陣に接近しますが、あと少しのところで庄内藩に発見されて猛烈な銃撃を浴びせられます。

ここまで来たら、もう後には退けません。甲賀古士たちは得物を手に手に突撃を敢行したのでした。

関川口をみごと攻略、庄内藩の逆襲も撃退

あらかじめ庄内藩の陣中に潜伏していた者たちは、甲賀隊の突入を知って攪乱工作を開始します。

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