考えられている以上に巨大だった。新生代時代のサーベルタイガー、新たに発見されたスミロドンの頭蓋骨からわかったこと (2/4ページ)
Leo Lagos
・筋骨隆々な体にサーベルのような長い犬歯
「もし、当時の人間が、いたるところで歩き回っているこんな巨大なスミロドンと出くわしたら、あとは人間の幸運を祈るしかありません」カナダ、ウィニペグ大学の先史人類学者のミアジャナ・ロクサンディック氏は言う。
獰猛な肉食獣であるスミロドンのようなサーベルタイガーの仲間は、100万年前~1万年前の間に南北アメリカ全体で、大ナマケモノやその他の草食動物を獲物としていた。
サーベルタイガーにはほかにも種類があるが、スミロドン・ポプラトルはそれまでのどんな猫科動物とも違った。
「筋骨隆々な非常にたくましい体をしていて、発達した太い前肢に、短い尾をもっていました」マンツェッティは言う。