考えられている以上に巨大だった。新生代時代のサーベルタイガー、新たに発見されたスミロドンの頭蓋骨からわかったこと (1/4ページ)

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考えられている以上に巨大だった。新生代時代のサーベルタイガー、新たに発見されたスミロドンの頭蓋骨からわかったこと
考えられている以上に巨大だった。新生代時代のサーベルタイガー、新たに発見されたスミロドンの頭蓋骨からわかったこと

Daniel Eskridge/iStock

 新生代第四紀更新世となる、およそ1万2000年前の昔、人類は今とはまったく違う怪物のような生物と地球上で共存していた。彼らは、わたしたちが最初に思っていたのよりも遥かに大きく、怖ろしい存在だったのだ。

 スミドロン・ポプラトルは、サーベルタイガー(剣歯虎)の仲間の中でも最大と言われているが、今回、ウルグアイで発見された最新の頭蓋骨からは、これまで考えられている以上に巨大であることがわかったという。
・新たに発見されたスミロドンの化石からわかったこと

 今月、Alcheringa誌に研究論文が掲載された。そこには、ウルグアイ南西部にあるドロレス塁層の堆積層の中からスミロドンの頭蓋骨の化石が発見され、それがいかに巨大であるかが詳細に記されている。

 かつて地球に存在した、この獰猛なネコ科動物について、古生物学者が理解していたことが完全に覆されてしまうことになった。

「スミロドン・ポプラトル(Smilodon populator)の平均的な頭蓋骨の大きさは、前上顎骨から関節丘までの長さがおよそ35センチです。ところが、今回発見された頭蓋骨は、ほぼ40センチもありました」というのは、ウルグアイの共和国大学大学院生のアルド・マンツェッティ氏。

 新発見の頭蓋骨の長骨の長さをベースにして全体像を見積もると、この大型猫科動物の体重は436キロ、グランドピアノに相当する重さになる。
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