読書好き・しみけんに聞いた「礎になっている一冊」とは? (2/5ページ)

新刊JP

しみけん:もちろんです。分からなくてつまずくタイミングって、いつも同じじゃないですか。例えば今なら「『鬼滅の刃』読んだ?」ってめちゃくちゃ言われますよね。で、毎回「読んでないよ」と言うのが嫌だから全部読もうと。映画もそうですね。「『スター・ウォーズ』の最新作観た?」と何度も聞かれるので、ちゃんとシリーズ観ようと。でもどこから観ていいのか分からない、みたいなね(笑)。

でも、『エヴァンゲリオン』と『半沢直樹』はまだ観ていないんですよ。これは僕の今の大きな課題です。

――先ほど、『週刊少年ジャンプ』黄金世代に影響を受けたとおっしゃっていましたが、特に影響を受けたマンガ作品はなんですか?

しみけん:これはもう『ドラゴンボール』です。

――おお!特にお気に入りのシーンやエピソードは?

しみけん:セル編で、トランクスが精神の時の部屋で修行を終えて、セルと戦うじゃないですか。そこで修行の成果で筋肉を膨らますんですけど、逆にそれでスピードが犠牲になってしまい、勝機がなくなってしまい、「殺せ……」と言う。あのシーンですね。

――そのエピソードのお気に入りポイントは?

しみけん:自分の矢印が間違った方向に行くと、こういう結果を招いてしまうのか、と。その不条理さが好きなんです(笑)

そういう意味では、キャラクターとしてはヤムチャも好きなんですよね。トップを突っ走っている人よりも、4、5番手でもがいている人の方が、人間臭さを感じます。
自分自身もそういう感じで、昔ソフトボールをしていたときに、打順が6番くらいだとすごく嬉しかったんです。1番や4番の方が目立つし、期待もされるけれど、その分期待を背負わないといけないじゃないですか。でも、6番って期待もそこまで強くないから、活躍した分、印象度が高くなる(笑)。そういうところが好きですね。

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