読書好き・しみけんに聞いた「礎になっている一冊」とは? (4/5ページ)
クイズを作る人の意図を読み解くような感じで。でも、相手を楽しませたり、驚かせたりできるクイズを作る人ってすごいと思います。
しみけん:そうですよね。クイズ作りをしたことがない人に「〇×クイズ」を作ってくださいと言ってみると、意外に「〇」が正解の問題しか作れなかったりするんです。ほかに、3択問題を作らせると、正解が真ん中の選択肢に寄っちゃったりする傾向があったり。
その後、『ドラゴン桜』を読んでいたときに、その心理を応用した入試問題の解き方が出てきたりして、「あ、これは『クイズの創造力』で知ったことだな」と思ったことがありますね。
■人生には3つの坂がある。「上り坂」「下り坂」そして…――本書の最初と最後に触れられているのが「人生には3つの坂がある。」という話です。「上り坂」「下り坂」そして「まさか」と。ツイッターでもつぶやかれているのを見ましたが、普段からよく使われるんですか?
しみけん:はい。これ、本当に大好きなネタで、口癖のように言っています。
先日ブロッコリーを食べようとしたら腐っていて、「まさか」なんです。で、カミさん(はあちゅうさん)に「人生には何個の坂がある!?」と聞いたら、「けんちゃんの坂は1つでしょ」と全然相手にしてくれないんですよ(笑)。僕が負けじと「坂は3つある!それはなんだ!」と言ったら、「まさか、まさか、まさかです!」とカミさんも言い返してきて。そういう感じでよく使いますね。
でも、この世の中、予定通りに運ぶことの方が少ないじゃないですか。というか、絶対に予定通りいかないですよ。