汚染された紙幣とキャッシュレスの関係(新型コロナウイルス感染症COVID-19に関連して) (3/6ページ)

バリュープレス

具体的には、紙幣を紫外線あるいは高温消毒して7〜14日間密封保管し、地域ごとの感染の深刻度に応じて再流通させるという。

さらに、武漢を省都とする湖北省には、40億元の新紙幣を緊急発行しています。


ウィルスは服やモノに付着してもある程度の時間は生き残るとされています。インフルエンザウィルスで48時間程度と報告されています。安全率を考えて、中国の中央銀行では7〜14日間という期間を設けているのだと推測されます。紙幣は手にとり、人と人の間を流通するわけですから、新型ウィルスの感染者が使用した紙幣からの拡散経路も否定できません。それに対しての対策を中国銀行として行っていることは意味のあることだと思います。


ただ、本書『キャッシュレス生活、1年やってみた 結局、どうするのが一番いいんですか?』でも触れたように、中国では現金決済ではなく、スマホのQRコード決済が主流になっています。ですから、中国では、紙幣を媒介とするケースは減っていると私は思います。まだ現金社会の残っている日本のほうが紙幣による拡散リスクも高いと思われます。紙幣自体がキレイでもウィルスは付着している場合もあるでしょう。


<外国紙幣、日本での対応は?>

念のために、両替してあった中国元、そのほか、過去の旅行のときに残金として残っていた紙幣をみずほ銀行の新宿にある外貨両替ショップに両替に行きました。

店舗ではガラス窓に空いた声を通すための窓の内側にカバーをつけて、新型ウィルスの飛沫対策を施しているようにも見えましたが、単に外気が入ってくるのを防ぎ、エアコンの効率を上げているのかもしれません。手袋着用などの対策はしていないようでした。

都知事の外出自粛の発表の前のことです。具体的には、3月16日です。

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