実は心眼の使い手だった!?新選組の独眼竜「平山五郎」の生涯【四】 (3/5ページ)
「これコスプレじゃんwww俺たち時代劇でもやんのかよwww」
「浅葱(あさぎ)色とかマジ最悪www野暮な武州人のセンス炸裂www同じ関東とか思われたくねぇwww」
……などとまぁ散々でして、京都市中でもダサ過ぎると評判になってしまい、その反動なのか間もなくダンダラ浅葱は廃止され、黒づくめ装束に統一されていくのでした。
士道ニ背キ間敷事…局中法度の制定見てくれが整ったら、次は中身も会津藩のお預かりにふさわしく、規律も正していかねばなりません。
……という訳で、壬生浪士組のルール(隊規)である局中法度(きょくちゅうはっと)が以下の通り定められました。
一、士道ニ背(そむ)キ間敷(まじき)事
(意訳:武士らしくない事をするな)一、局ヲ脱スルヲ不許(ゆるさず)
(意訳:壬生浪士組からの脱走は許さない)一、勝手ニ金策(きんさく)致不可(いたすべからず)
(意訳:無断で借金をするな)一、勝手ニ訴訟取扱不可
(意訳:無断で訴訟を仲裁するな)一、私(わたくし)ノ闘争ヲ不許
(意訳:任務によらない個人的な闘争=喧嘩をするな)右条々相背候者(あいそむきそうろうもの)切腹申付(もうしつくる)ベク候也
(意訳:これらに違反した者には切腹を申しつける)
これは試衛館派の副長・土方歳三(ひじかた としぞう)と山南敬助(やまなみ けいすけ)による考案とされ、後に水戸派を粛清する布石となるものでした。