「令和の花嫁修業」の中身とは (2/3ページ)
また、男女平等教育の浸透で、「オトコだからといって、なぜ女性を養わなくてはいけないのか」と考える男性も増えています。
現代は外食産業も発達していますし、コンビニもありますから、「家でなければ食事ができない」という時代ではありません。家電も発達していますし、家事を外注する人も増えています。
こうなると、「私は家の中のことは、全部できます」というアピールは婚活ではプラスにはあまりなりません。家事がお金で買える時代ですから、仕事をしてお金を稼ぐ女性の方が、男性にとってはメリットのある存在といえます。
つまり、現代の女性にとっての花嫁修業とは、仕事をすることだといえるでしょう。
■かつての「花嫁修業」をすることも無駄ではない
現代女性における花嫁修業が仕事であるなら、「結婚するため」に何かを習うことは、あまり意味がないと思えます。
しかし、生活に関わることで、ほんの少しでも興味のあることは、現代であっても習ってみたり、挑戦してみたりするのは悪くないでしょう。
◇かつての「花嫁修業」の習い事
☆料理
学校の家庭科で習って以来、包丁を持ったことがないという人もいるかもしれません。オムライスなど好きな料理を、自分の家で作れるというのは楽しいと思います。
お母さま母親に教わるのもいいと思いますが、料理教室ならプロが理論と実践面でしっかり教えてくれるでしょう。料理教室のメニューは、主菜と副菜二品というところが多いと思いますが、プロが考えたメニューですから、栄養のバランスが取れているという利点があります。
このメニューをレシピを見ないで作れるようになれば、一人で食べるときも、お友達や家族にも楽に振る舞うことができるでしょう。
☆華道
華道(やフラワーアレンジメント)も同じです。花が好きな人にとっては、家に花があるだけで、気持ちが晴れやかになることでしょう。
☆縫物
和裁や洋裁といった縫物は、無心になって針を動かすことが、ストレス解消につながるそうです。