キュートな空手家・月井隼南は自分に問いかける「スポーツが大事なのか、命が大事なのか」 (1/7ページ)

日刊大衆

月井隼南
月井隼南

ウイズコロナの時代の格闘技を応援する「がんばれ!格闘技」。本来なら、東京オリンピックを終え、東京パラリンピックを迎えようとしていたこの時期。空手フィリピン代表として出場を目指していた月井隼南(つきい・じゅんな)は、手帳に「オリンピックゲームス」記したその日を、大会が延期された東京で、どんな気持ちで迎えたのだろうか。

 空手のフィリピン代表であるはずなのに、今年3月から月井隼南は日本にずっと滞在している。無理もない。世界中で吹き荒れる新型コロナウイルスの猛威に巻き込まれ、アパートを借りている首都マニラに帰りたくても帰れなくなってしまったのだ。

「フィリピンの気候はずっと夏。締め切ったままなので、湿気が高いしカビがはえやすい。家賃は来年1月の分まで払っているので問題ないけど、電気代は払えていないので少し心配(笑)」

 帰国する直前、セルビアに滞在していた月井は「フィリピンに帰る予定で、飛行機のチケットをとっていたのに」と振り返る。

「ザルツブルグで試合をして、次はモロッコの大会に出る予定でした。そのあとフィリピンに戻る予定だったけど、フィリピン行きの飛行機が飛ぶ3日前にセルビアでロックダウンが始まるといわれました。仮にその飛行機に乗れたとしても、マニラに到着したら2週間ほど隔離され、そのあとはどうなるかわからない状況だと聞かされました」

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There is a scenery that only the challenger can see. I’m not afraid to make mistakes, because my biggest fear is not trying.   変えたい世界がある。 伝えたいものがある。

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