“盟友で同僚”の佐藤健「三浦春馬さん遺作」『カネ恋』最終回への思い (2/4ページ)

日刊大衆

■「人を笑顔にする才能を、生まれたときから持っていた」

「冒頭で布団で目覚めが悪そうにしていカットが映って以降、三浦春馬さん演じる慶太は“朝早くから出かけた”という理由で、最後の最後まで、回想以外で姿を見せませんでした。最終回は玲子が、中学生時代の浪費癖が遠因で会社の金を横領し逮捕されてしまった、父(石丸幹二)に会いに行き、過去に決着をつける話がメインで、帰宅後に玲子が、慶太への恋心を自覚する、というものでした」(女性誌記者)

 慶太の両親が、出かけている慶太の部屋でしみじみと慶太を思い、「人を笑顔にする才能を、生まれたときから持っていた」脱ぎ散らかした慶太の上着をハンガーにかけ、上着の袖を握って「ママは、いつだって慶ちゃんの一番のファンだからね」と呼びかける場面など、どこか現実の三浦さんとリンクする演出もあり、《三浦さんに言ってるみたい》《もう部屋に戻ってこないんだよな…》《私もファンだった》と、SNSでは悲しみの声もあった。

「玄関から帰ってきた慶太に、玲子が優しく微笑むというカットで終了。代役の足元や後ろ姿などを映して誤魔化さなかったことを称賛する声もありました。本編後は、慶太の笑顔と、“春馬くん ずっと大好きだよ キャスト・スタッフ一同”というテロップで締めくくられ、三浦春馬さん最後の連ドラは幕を閉じました」(前同)

■ドラマと三浦さんの別れを悼む声

『カネ恋』は、本来全8話予定だったが、4話を撮影途中の7月18日に三浦さんが急逝。予想もつかない事態に、お蔵入りも検討されていたが、生前に撮影していた4話中盤までの映像をもとに、脚本を練り直して全4話の作品として完結させた。

 8月3日の『女性自身』web版によると、『カネ恋』は松岡の了承がなければお蔵入りになっていたという。本来、予定されていた5話以降のシナリオは、20日発売の公式シナリオブックに掲載される予定だ。

 放送後のSNSは《あ〜、こんな春馬くん、もっと見たかった…。》《春馬くんが着ていたジャケット。このシーンで、涙腺崩壊した。

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