欅坂46のアニラは「祝うこと」を最優先にせず、いまグループが持つ最大限の力を発揮する場に【周年ライブの魅力再確認】 (1/2ページ)

日刊大衆

平手友梨奈
平手友梨奈

 アイドルグループにおいて結成日やデビュー日は大切なもの。定期的に周年ライブを開催するグループ、開催しないグループがあるが、今回はあえてその両者に触れていきながら、それぞれの周年ライブのよさを再確認したいと思う。

 欅坂46のアニバーサリーライブ(周年ライブ)は過去に3回開催されている。1周年は代々木第一体育館、2周年は武蔵野の森スポーツプラザ、そして3周年は大阪フェスティバルホールと日本武道館の2カ所で行なわれた(4年目はコロナにつき中止)。一般的に周年ライブは記念すべきイベントであり、普通はお祝いムードで行なわれるもの。しかし、欅坂46の場合は少し違う。例えば、第1回の代々木は持ち曲すべてをデビューからの歴史を辿るようにして順番に披露したが、その中で当時すでに絶対的センターとして注目されていた平手友梨奈のことをほかのメンバーはどう思っているのかというインタビュー映像が曲の合間に流された。つまり、グループ内に生まれた実力差をはっきりと見せて「この現状をどう変えていくのか?」とメンバーや私たちに問いかけるようなライブでもあった。だからこそ、ヘトヘトになりながらも全員で踊り切った本編ラストの『不協和音』が強烈に印象に残ったのだ。平手センターの『不協和音』はやはりいつ見ても圧巻で、この年に目撃したどの『不協和音』もすべて脳裏に焼き付いている。ただ毎回悩まされたのも事実。このままではほかのメンバーが埋もれてしまうし、ひとりが背負う負担も大きい。この現状をどう変えていくべきか……。そしてこのテーマは2年目へと引き継がれていく――。

 平手の不在で迎えた2周年ライブ。センターポジションはほかのメンバーたちでカバーしていった。すると、それまでくすぶっていたメンバーたちが次々に魅力を開花させていくのだ。

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