投資家が指南!進化した働き方とは “人に働いてもらう”こと? (1/2ページ)

アサジョ

投資家が指南!進化した働き方とは “人に働いてもらう”こと?

 仕事のスキルを上げるために、何らかの“自己投資”をしている人は多いのではないでしょうか。

 それは、誰かに“働かされている”だけの労働者から自ら主体的に働いていく労働者へとレベルアップするために、着実な土台を整えることともいえます。加えて、30代でキャリアの中堅に差し掛かってきたら、 「人に働いてもらうという発想を持つとよりいい」というのは、「ビジネスエリートになるための 教養としての投資」(ダイヤモンド社刊)の著者である投資家の奥野一成さん。

 その考え方は、 働かされているだけの「労働者1.0」から、主体的に働く「労働者2.0」へとレベルアップする方法の一つとして紹介されていますが、ここでは“人に働いてもらう”ことの意味を奥野さんに詳しく教えていただきました。

── “人に働いてもらう”とはどのような意味ですか?

「“他の人の事業(企業)に投資する(=株式投資)”ということです。『株式投資なんてギャンブルみたいでなんだか怖い』と思う方が多いかもしれません。でも、私が言っている投資は、一般的にイメージされる“安いところで買って、値上がりしたら売って……”というものとはまったく違います。

 世界的な優良企業の株式を買い、その会社のオーナーとしてずっと持ち続けるのです。そして、その企業に “働いてもらう”、という発想です。自分が働くよりも、高いパフォーマンスが出そうでしょう?

『投資より貯金のほうがいい』と考える方も多いでしょう。しかし、今は銀行に預金を預けておいてもほとんど金利がつきません。残しておく貯金は、むこう1年暮らすのに十分な金額があれば十分だと私は思います。

 また、貯蓄にまわしている分を使って、iDeCo(国が創設した個人型年金制度。積立金額に応じて節税もできる)やNISA(証券投資に関わる税制優遇制度)という仕組みを利用すれば、税のメリットを得ながら将来に向けた資産形成ができます。

 これらの仕組みを活用して、投資信託(投資したお金を運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品)を購入すれば、専門家があなたの貯金を、利益を上げる会社に投資してくれるのです。

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