米津玄師「死神」の元ネタになっている落語の「死神」ってどんな話し? (1/7ページ)

Japaaan

米津玄師「死神」の元ネタになっている落語の「死神」ってどんな話し?

「ホラ、ふれぇ(震え)てると、け(消)ぇるよ……」
※落語「死神」より

近ごろ、ミュージシャンの米津玄師さんが「死神(しにがみ)」という新曲を出されたそうで、聴いてみると実に好みでした。

そのモチーフとなったのは、プロモーション動画からお察しの通り、落語の「死神」

歌詞や仕草のところどころにそのエッセンスが散りばめられていて、とても味わい深く視聴させて頂きました。

さて、この「死神」とは一体どのようなお話しなのでしょうか。今回はそれを紹介したいと思います。

やってきた死神

今は昔、江戸のどこかに住んでいた、どこにでもいそうなロクデナシ一人。

何をやっても失敗ばかりで一文無し、女房子供にも愛想を尽かされ、いよいよ自殺しようかと思い詰めていたところにやってきた胡散臭い老人は、死神だと自称します。

豊原国周「梅幸百種之内 死神」

曰く「前世からの因縁があるので助けてやろう。お前はこれから医者になれば、金儲けができる」との事ですが、男に医者をやるなんて能力はありません。

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