語源は牛若丸の恋人から?日本の伝統芸能・浄瑠璃の特徴と歴史を紹介 (1/4ページ)
子供の頃から歴史が大好きで、中学生時代の昼休みはたいてい歴史の教科書や国語の資料集(古典の箇所)を片手にお弁当を食べていました。
年表をざっと眺めていくと、近世(江戸時代)の欄に近松門左衛門(ちかまつ もんざゑもん)と彼が大ヒットを飛ばした人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)のタイトルが目に飛び込みます。
「ところで、浄瑠璃って何だろう?」
人形浄瑠璃が「人形を使って演じる浄瑠璃」であることは察しがつくものの、そもそも浄瑠璃とは何なのか……。
何となく疑問に感じながらも、少年ゴコロとしては天下泰平の江戸文化よりも、その前の戦国乱世に興味が惹かれてしまい、ついつい調べるのも後回しに。
そこで今回は「浄瑠璃とは何なのか」そして「それがどうして浄瑠璃と呼ばれるようになったのか」について紹介したいと思います。
浄瑠璃とは「語るお芝居」まずは「浄瑠璃とは何なのか」について調べてみると、以下のような特徴があるようです。
一、伴奏つき(最初は琵琶から三味線へ)で唄う。
一、唄に登場する人物のセリフや仕草、情景の描写などが含まれ、それらの方にウェイトが置かれる。