【調査分析】コロナ禍で、はたらく人は何に悩んでいるのか?~相談件数は51%増加。従業員支援プログラムに寄せられた、はたらく人の相談12,545件の傾向分析~ (5/9ページ)

バリュープレス





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コロナ禍におけるピースマインドのEAP(従業員支援プログラム)相談事例

調査結果を踏まえ、相談内容の一部事例とその対応を紹介します。
※本事例は相談頻度の高かった特徴的内容を個人の特定ができないよう倫理上の配慮をした上で掲載しています。

<事例①>コロナ禍の出社対応についての上司の言動に不信感 ⇒ 不安や怒りの原因整理と安全に働くために必要な対策の検討
●相談の背景  
コロナ禍でテレワークが推奨される中、業務性質上、オフィスへの出勤をせざるを得ない状況であった。
報道では無症状感染者がいるなど不安な情報ばかり。会社は時間制限や距離、業務上接する相手への消毒依頼など一定の基準を設けているが、自分がいつ感染するかもしれないと思うと不安でたまらない。
こうした心理的不安の中、感染を疑わせる顧客を接客せざるを得ない状況となってしまった。上司に報告したところ、「早く帰って」と、まるで感染者扱いをするような態度で接してきたことがきっかけで、「上司はおかしい、この会社は信用ができない」と、気持ちが収まらず相談をした。
●対応  
相談者の不安感、上司の対応に対する気持ちを共感と共に丁寧に伺い、安全に働くために必要な対策を人事部門の方や産業保健スタッフと話し合ってみること、その動きを当社カウンセラーと共に進めていくことを提案。後日、人事部門の方からPCR検査や一定期間の休養などの対応がなされたことを確認した。最後に相談者と、今回の不安や怒りの原因を改めて整理し、相談終結となった。
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