「鎌倉殿の13人」和田一族滅亡、義時の目にも涙…第41回放送「義盛、お前に罪はない」振り返り (9/10ページ)

Japaaan

父や兄を超える鎌倉殿となり、安寧の世を作る決意を固めた実朝。そのためには、義時の存在が障害になる(イメージ)

京都の後鳥羽上皇(演:尾上松也)を仰ぐ実朝を諫める義時。しかし実朝は「この鎌倉に信じられる者はいない」と拒絶します。

「下がってよい(≒下がれ)」

実朝が亡き頼朝・源頼家(演:金子大地)の父兄2代を超えようとしている。危機感を抱く義時の描写は、後の実朝暗殺事件における黒幕説をほのめかすようです。

山は裂け 海はあせなむ 世なりとも
君にふた心 わがあらめやも

※源実朝『金槐和歌集』より

【意訳】たとえ山が裂け、海が干上がってしまうような世であろうと、君(主君≒後鳥羽上皇)に二心を抱くようなことはございません。

実朝が後鳥羽上皇に贈った歌を読んで「ちぎれんばかりに尻尾を振っている」とほくそ笑む藤原兼子(演:シルビア・グラブ)そして慈円(演:山寺宏一)。合戦後間もなく起きた大地震と言い、まだまだ鎌倉は前途多難のようです。

次週の第42回放送、サブタイトルは「夢のゆくえ」。実朝が陳和卿(演:テイ龍進)と意気投合、宋へ渡るため大船を建造するのですが……果たしてどうなることでしょうか。

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