2022年第3四半期におけるインドのスマートフォン市場の出荷を発表〜前年同期比で減少し、iPhoneが出荷ランキングトップに〜 (4/6ページ)

バリュープレス

さらに、高級機セグメントでは、Samsungはトップ5社のなかで最速で成長中である。

vivoは前年同期比で出荷が15%落ち込むも第3位を確保した。Y01とY15をオフライン(路面店)で売り、Vシリーズを刷新し、IQOOとTシリーズでオンラインでの存在感を増すという施策で、値ごろ価格帯に注力したことが、vivoがこの四半期に第3位を維持する上で功を奏した。Y01は2022年第3四半期においてインドのスマートフォン市場2番目に売れた機種となった。

realmeは2022年第3四半期も第4位に留まり、14%のシェアを獲得した。同社は前四半期比で2%成長した。10,000~15,000インドルピー(約1.7万~2.6万円)の価格帯のスマートフォンのトップ10機種のうち、3機種がrealme製である。realmeのCシリーズは同社のポートフォリオの55%を占め、2022年第3四半期の出荷の主役となった。

OPPOはインドのスマートフォン市場で第5位を守ったが、2022年第3四半期は前年同期比で7%の減少となった。OPPOは一貫して上位セグメントでの出荷を増やしてきている。2021年第3四半期には20,000インドルピー(約3.5万円)を超える価格帯はOPPOのポートフォリオの15%だったが、2022年第3四半期には22%に上昇している。Reno 8 Proの投入で、同社は最高級セグメント(45,000インドルピー、約7.8万円以上)に再参入した。

Transsionグループ(itel、Infinix、TECNO)は、インドの携帯端末全体の市場で12%のシェアを確保し、第3位にランクアップした。itelが6,000インドルピー(約1万円)未満のスマートフォンセグメントで56%のシェアを獲得し、このセグメントのリーダーである。A23 ProとA27の出荷が好調だった。TECNOは8,000インドルピー(約1.4万円)未満のスマートフォンセグメントで第3位だった。Spark Go 2022とPop 5 LTEの需要が強かったことが売上に貢献した。

Appleはこの四半期、インドのスマートフォン市場で過去最高の5%のシェアを獲得した。お祭りシーズンの商戦で販売チャンネルに攻勢をかけたのが効いた。

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