「医師への志望理由」が大きく変化!? 現役医師がその実態をリポート (1/2ページ)
医師になる理由は、人それぞれだ。
また、どのような思いで医師になるかもその人の自由だ。
今回は、時代と共に変化する医師の志望理由について解説する。
昔は純粋に人を助けるために…医師を国として養成するために日本に医学部ができたのは、江戸時代とも言われる。
それから第二次世界大戦が終わるまで、少なくとも医師になる人は、人助けをしたい、人の命を守りたい、救いたいという思いが強かったと思う。
大学病院などでは、昔の医学生が書いた日記などが保管されている。
これを読む限りでは、過去の医学生は、お互い切磋琢磨し合いながら必死に勉強していたように読み取れる。
戦後は社会的ステータスに戦後は高度経済成長期に伴い、受験戦争も加速していった。
時代が流れるにつれて、偏差値が一番高い学部が医学部となった。
そして医学部に入ることが、ひとつの社会的ステータスとなっていった。
受験勉強ができる成績優秀者はこぞって医学部を受験したため、より一層医学部の偏差値が上がっていった。
バブル崩壊後は安定を求めてバブルが崩壊した後は、景気自体が低迷した。
そして、サラリーマン達はリストラや給与面での低迷化などにより、困難な時代を迎えることになった。