プロ野球2023ペナントレース前半戦「衝撃の20大事件」ウラ真相 (3/7ページ)

日刊大衆

「全盛期のような球威は望むべくもないし、今回の抹消も気になるが、スタミナを考慮して直球の割合を減らすなど、彼らしい投球術や制球力はまだ健在。原監督も、後半戦は試合を作れるローテ投手として、計算に入れたいはずですよ」

 実際、菅野は後半戦、活躍できるのだろうか。

「難しいですね。不調の要因は古傷の右膝。痛むからフォームの修正に取りかかったんですが、失敗。久保康生コーチの進言で、結局、元に戻したんです」(スポーツ紙元巨人担当記者)

 それでも、計算ができる投手の復活は原監督にとっては喜ばしい。一時は進退まで取り沙汰された原監督にとっては、後半戦こそが正念場だからだ。

「例年、巨人の人事は、お盆のあたりに動き出す。だから、原監督は、そこまでは首位争いを演じていないといけない」(前同)

 つまり、どういうことか。

「原監督は、今後を見据えて、勇退からの禅譲という形を作りたい。そのためには、契約最終年の来季も、自分で続投か否かを決められるぐらいの成績は残す必要があるんです」(前同)

 そもそも、いくら“全権監督”と言えど、現オーナーの山口寿一氏は、かの渡辺恒雄氏の後継者で、読売グループ全体の全権を持つ立場。前出の元巨人担当記者は、山口氏を「その気になれば、首脳陣の全取っ替えもできる実力者」と評して、こう続ける。

「“原下ろし”が始まれば、原さんの下では“芽がない”とされていた中畑清桑田真澄らのつなぎ登板も十分ある。実際、センバツ時に、水野雄仁スカウト部長と桑田氏が甲子園に現れただけで、記者たちは“来季構想のためか?”と噂したぐらいです」(前同)

■候補すらいない楽天次期監督

 他方、監督のなり手不足という意味では、巨人以上に深刻なのが楽天だ。

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