「信長公記」で辿る。徳川家康ご一行、安土城で織田信長に歓迎されるの巻【どうする家康】 (5/5ページ)
家康と信長、永の別れ
楽しい時間はあっという間に流れ過ぎ、家康は京都へ出立します。
「徳川殿、また呑もうな」
「えぇ。楽しみにしております」
先月の富士遊覧で別れた時は寂しかったけど、今月こうしてまた会えた。だからまた、来月も会えるに違いない。だから信長も寂しくなかったことでしょう。しかし「また」が二度と来なかったのは、広く知られる通りです。
天正10年(1582年)6月2日、本能寺の変で信長が横死を遂げてしまいます。
果たしてNHK大河ドラマ「どうする家康」では、この辺りがどのように描かれるのか、とても楽しみですね!
※参考文献:
『我自刊我 信長公記 巻下』国立公文書館デジタルアーカイブ日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan