親も子も指導者も頭を悩ます、くりあがり・くりさがり計算。くりさがりから始めるやり方でスムーズに学習できます。 (1/5ページ)
特定非営利活動法人「Education in Ourselves 教育を軸に子どもの成長を考えるフォーラム」は、5年前から開催する「発達障害」セミナー(*1)の参加者(保護者や学校関係者など)の要望に応える形で、「書く」ことの大切さを重視した学習ドリル4巻シリーズ(*2)を発行中です。12月20日、第3巻「くりさがり・くりあがり」を制作・発行します。 学習が難しい子どもたち(幼児、小・中学生)を指導してきた教育機関・エルベテークの指導法(*3)に基づくノウハウ・工夫が満載。くりあがり・くりさがりが苦手な子どもだけでなく、「10になる数」「10までのたしざん・ひきざん」をマスターした子ども向けにオススメしたい学習ドリルです。全国の書店で販売します。
手順はたった2つ。くりさがりからスタート!
私たちが教科書で習う/教えるくりあがり・くりさがりの計算は、たされる数とたす数(ひかれる数とひく数)の2つの数を比較し、大きい数を10の数にするためにそのつど小さい数を分解する、そんなやり方が一般的です。
しかし、子どもの中にはこの分解という作業に時間がかかり、計算を苦手に感じる子どもが少なくないようです。といって、「指で数えさせればいい」では計算力が伸びません。
子どもの指導を長年行ってわかることは、くりあがり・くりさがりのどちらの計算も、10のかたまりを意識すると、手順は2つだけになり、計算がひじょうに楽になるという事実です。
実は、くりさがりの手順のポイントは、たしざんです。しかも、子どもの多くがひきざんよりたしざんのほうが大好きです。
それならば、一般的な「くりあがり→くりさがり」ではなく、「くりさがり→くりあがり」という流れがずっと効果的!……というのが第3巻「くりさがり・くりあがり」のコンセブト・提案です。
■「10になる数」「10までのたしざん・ひきざん」をマスターした子どもなら、短期間のうちにくりさがり・くりあがりを一気に学べるドリルが登場しました。