【歴史】地動説のガリレオが処刑されずに済んだ理由判明! (1/3ページ)

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【歴史】地動説のガリレオが処刑されずに済んだ理由判明!

頭が良い人というと基本的に尊敬されるものですが、あまりに常人とかけ離れたことにまで気付いてしまうと、かえって悲劇を招くこともあります。

他人に理解されないくらいならばいいのです。ただ、これが「俺が絶対に正しい!」と主張してしまうとハレーションは避けられないワケで……。本日はその一例である、とあるイタリアの人のお話です。

1600年(日本では慶長五年)の2月17日、ジョルダーノ・ブルーノという修道士にして学者だった人物が火刑に処されました。日本では関が原の戦いが起きた年ですね。火刑といえば、キリスト教では異端者とみなされた者がかけられる最も重い刑です。他にはジャンヌ・ダルクの例が有名ですが、彼女も「神の声を聞いたなんて嘘をつくのは魔女だ!」とされたためこの刑になりました。では、ジョルダーノはなぜそんな刑を受けることになったのでしょうか?

・日本にも縁の深いドミニコ会へ17歳で入会
彼はイタリアがまだ統一されていなかった頃、ナポリ王国のノーラという町で兵士の家に生まれました。14歳でナポリ大学へ、17歳でドミニコ会という修道会に入ったといいますから、生まれつきかなり頭のいい人だったと思われます。

ついでに「修道会」の意味と仕組みもざっくり書いておきましょう。細かいことを言えばいろいろ種類があるのですが、共通点は教会で共同生活をしている聖職者の団体であるということです。男子修道会と女子修道会があり、異性との交流は基本的にありません。

ジョルダーノが所属していたドミニコ会は日本とも縁の深い修道会で、戦国時代に渡ってきていたことがあります。江戸時代には禁教令によって殉教者が出たため、海を越えてくることは減りましたが、彼らと接触した日本人が隠れキリシタンに繋がっていきます。明治以降再びやってきていて、現在も日本で活動しているのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。

・教会の宇宙の概念は間違ってない?
話をジョルダーノに戻しましょう。共同生活を送っていた彼は、持ち前の頭脳でさまざまな分野の知識を身につけ、ある疑問を持つに至りました。

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