【児童ポルノ禁止法】政府も警察も見てみぬふりをする児童性被害の実情 (3/4ページ)

東京ブレイキングニュース

お年頃になって異性と恋愛関係になり、いざそういう雰囲気になった時にはじめて 「アレ? わたし父親にレイプされてた」 と気付く子すらいるのだ。それが児童虐待の怖さである。

 こうした現実を踏まえず、ただ 「世の風潮を変えたい」 というだけの法律なのであれば、今後も児童が親兄弟によって虐待や性被害の被害者になるケースは減りはしないだろう。 むしろ 「児ポは表に出すとマズイ」 と知られた分だけ、地下に潜って実態が解らなくなるだけだ。

実は児童の被害実態を把握している警察

 警視庁が発表しているデータにこのようなものがある。他にも年度ごとに揃っているのだが、とりあえず下記のリンク先をご参照いただきたい。

 この中に次のような一文がある。

◇◇◇

イ 児童虐待

児童虐待は児童の人権を著しく侵害し、その心身の成長及び人格の形成に重大な影響を与えるものである。警察では、関係機関との連携を一層強化し、児童虐待の早期発見と被害児童の早期保護のための的確な対応に努めている。

ア 現状

平成24年中の児童虐待事件の検挙件数は472件、検挙人員は486人と、それぞれ前年より88件(22.9%)、77人(18.8%)増加、検挙事件に係る被害児童数は476人と、前年より78人(19.6%)増加し、いずれも統計をとり始めた11年以降で最多を記録しており、児童虐待の現状は極めて深刻な情勢にある。一方、被害児童数に占める死亡児童数(32人)の割合は6.7%と、過去最少となった。

また、態様別検挙件数をみると、身体的虐待が全体の7割以上を占め、検挙された加害者(353人)のうち男性が約4分の3(264人)となっている。被害児童との関係別では、実父が143人と最も多く、次いで実母が83人であるが、死亡事件に限れば、加害者28人中、実母が21人に上り、次いで実父が3人である。

◇◇◇

 悪い言い方ではあるが、警察は「子供を犯す父親、子供を殺す母親」という実態を把握し、データとしてまとめている。にもかかわらず、出て来る言葉は「世間の風潮を~」なのだ。こうしたデータが手元にあるならば、まずメスを入れるべきはどこか解るだろうに。

「【児童ポルノ禁止法】政府も警察も見てみぬふりをする児童性被害の実情」のページです。デイリーニュースオンラインは、児童の性被害児童ポルノ禁止法社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る