2016年5月27日、広島を訪問したオバマ大統領(ホワイトハウスのFacebookページより)
オバマ大統領が広島を訪れてから、ほぼ1カ月。アメリカの大統領として初めての訪問は、世界中で大々的に報じられるとともに、また激しい議論も呼んだ。
82歳であるぶらいおんさんは、あの戦争を少年時代に体験している。今回の広島訪問をどう感じたか、思うところを尋ねた。
朝日新聞5月14日付掲載(声欄)の「米大統領の広島訪問」をめぐる投稿には、次のようなタイトルの付された意見が掲載されていた。
■大統領が原爆投下に謝罪は当然、■過去への謝罪より未来志向を、■核廃絶の歯車、謝罪で進めて、■謝罪要求は建設的ではない、■謝罪求めぬが正当化もしないで、■日米首脳は戦時の過ちを認めて、◆日米双方に矛盾と葛藤。要するに、オバマ大統領の広島訪問について「謝罪すべきか」あるいは「米大統領の広島訪問そのものを評価すべきか」、そしてまた「この事に対する日本人として取るべき態度が、どうあるべきか」などについて様々な意見が述べられていた。
また、作家・塩野七生さんは別なところで「謝罪を求めず、無言で静かに迎える方が、謝罪を声高に求めるよりも、断じて品位の高さを強く印象づけることになるのです」と発言されている。
確かに、特に日本人の感性からすれば、その通りで、その考え方は肯定出来る。
しかし、このような国際的、外交的、政治的、道義的な問題についての意見は非常にデリケートであり、その立場により大きく異なることになるのもまた、無理ないところだ。
オバマ氏にしてみても、彼個人の感情と米国大統領としての立場とは必ずしも一致するものでは無いだろう。