82歳筆者が考える、オバマ大統領の広島訪問...「日本人」の放ったタイムリーヒットだった (5/5ページ)
普通に暮らしていた、多くの非戦闘員である普通の人々が、戦時中とは言え、一瞬の間に焼き尽くされた、というこの非人道的行為を、たとえ敵国の人々とは言え、同じ人類により加えられたという、この恐ろしい事実が消え去ることはあり得ないし、またどんなことがあっても消したり、忘れ去ってはならない。
それは、誰かを責めたり、加害に対する謝罪を求めたりすることでは無く、非条理な被害を受けて、個々の人生を全うすること無く、理不尽に奪われてしまった、少なからぬ数の人類が二十世紀に存在したという歴史的事実を確認すること自体にこそ意義があり、その上で、こんなことが決して再び起こらぬよう、未来の人類の運命を真剣に考え、努力する以外に我々人類の採るべき道はない、と言い切っても過言では無かろう。
筆者:ぶらいおん(詩人、フリーライター)東京で生まれ育ち、青壮年を通じて暮らし、前期高齢者になって、父方ルーツ、万葉集ゆかりの当地へ居を移し、今は地域社会で細(ささ)やかに活動しながら、西方浄土に日々臨む後期高齢者、現在100歳を超える母を介護中。https://twitter.com/buraijoh