良からぬ妄想(侵入思考)に陥ってしまった時、その秘密を共有できるネット検索エンジンが暴走の手助けになる
2016.09.21 15:29
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カラパイア
自分の意思とはまったく関係なく、突発的に得体の知れない考えに取り憑かれたことのある人も多いことだろう。奇妙なイメージが浮かび、恐ろしい出来事を想像してしまう。
例えば母親が高層マンションから我が子を落とす場面、歩行者が突然車の前に飛び出す場面、刃物を振り回した人が通行人を次々と刺していく場面などだ。
これは「侵入思考」と呼ばれるもので、個人の意思や倫理観とはかかわりなく発生する。常に働き続ける脳の副産物であり、説明できない恐怖を呼び覚ます。
大抵の場合、こうした思考はすぐに消え去る。しかし、強迫性障害(OCD)を患っている人が侵入思考に陥った場合、こうした考えやイメージがひっきりなしに頭に浮かんで離れなくなる。今のところ、これに対する有効な治療手段はない。
こうした思考はタブー視される側面があることから、配偶者やセラピストに対してこの症状を秘密にしている人が非常に多い。
それは数年続く場合もあれば一生ということもある。しかし、インターネットの登場により、新しい告白相手が登場する。検索エンジンだ。検索エンジン自体が治療となることはないが、同じような症状を持つ人が自分以外にもおり、そうした人たちがどのような暮らしを送っているのかを匿名で知ることができる。
不安が道理を上回るとき
ニューヨーク在住のアーロン・ハーヴェイさんに起きたのもこれだ。彼はOCDに起因する重度の不安症を抱えながら20年間過ごしてきた。
これまで何度も、自分が小児愛者ではないかと怯えたり、自殺する場面を想像したり、鏡に悪魔が写っていたのではないかといった考えが頭に浮かんできた。単なる一過性の思考などではなく、生活を飲み込むほどだった。
「不安は道理や理屈でどうにかなるものではありません」とハーヴェイさん。
2014年のあるとき、不安に耐えきれずに「暴力的な思考」で検索して、OCDに関連する侵入思考について説明するサイトを発見した。
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