良からぬ妄想(侵入思考)に陥ってしまった時、その秘密を共有できるネット検索エンジンが暴走の手助けになる (2/5ページ)
こうした思考には、暴力、性、宗教にまつわるものが多いのだという。
心の中だけで起きる強迫思考
こうした症状はしばしば純粋強迫(pure obsessional)と呼ばれる。この用語が意味することは、頻繁に手洗いをしたくなったり、何かを確認せずにはいられないという肉体的な衝動強迫とは対照的に、心の中だけで起きるということだ。侵入思考を体験する人は、数を数えたり、祈ったり、自己肯定といった精神的な衝動強迫によって嫌な考えを追い払おうとすることがある。
脳が無作為にタブー視される思考を生み出したときショックを受けることもあるだろうが、OCDの有無にかかわらず、これはごく普通のことなのだという。
多くのケースでは、侵入思考は滅多に起こらず、不安感を残すようなこともない。しかし、OCDを患う人の場合は、この厄介な思考を脳が定期的に生み出していることに目がいってしまう。そして、それを実行したいという願望が自分の中にあると勘違いしてしまうのだ。パニックに陥り、それを頭から追い払おうとする。だが、そうすればするほど症状は悪化する。
OCDの原因は不明だが、遺伝や脳機能の差異など複数の要因があるのではないかと考えられている。推定ではアメリカ人の1パーセントがOCDにかかっており、その半分にひどい衰弱が見られるという。
そんなハーヴェイさんが治療法を発見するうえで大いに役立ったのが検索エンジンだ。彼は匿名性が高く、ネットスラング満載のサイトは他の人に取っても大いに役に立つと確信している。3月、OCDに関する情報をまとめたIntrusiveThoughts.orgを立ち上げた。