良からぬ妄想(侵入思考)に陥ってしまった時、その秘密を共有できるネット検索エンジンが暴走の手助けになる (3/5ページ)

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良からぬ思考に取りつかれているのはあなただけじゃない

 自らもOCDを抱えるジョン・ハーシュフィールドさんは心理療法士であり、この障害の治療を専門としている。彼はネットを使った方法に実際に効果があることを直接体験した。

 ハーシュフィールドさんはピュアO(Pure O)という、主に精神的衝動強迫を持つ人の支援を目的とするヤフーグループを運営している。メーリングリストの登録者は2,800人以上おり、患者の家族や研究者も登録できるとはいえ、基本的には全員がOCD患者である。これは安心して自分の考えを打ち明けられる場所をつくりたいというハーシュフィールドさんの考えだ。

 そこでなされる会話は、子供を対象とした性的な思考、神への冒涜、暴力のほか、性的な嗜好や人間関係に関する妄想を中心とするものが多い。

 例えば、新しく母親となった人が子供に危険な事故が起こるという妄想や、自分が子を殺めてしまうのではないかというイメージに取り憑かれることがある。

 「主な問題は、こうした思考が自分の本心なのではないかと思い悩んでしまうこと」とハーシュフィールドさんは話す。

その妄想はあなたの本心ではない

 同グループは、メンバーに対してそれは違うのだということをはっきりと示す。目的とするのは、メンバーが自分のアイデンティティが間違っているという恐怖を明らかにすることではなく、不安を受け入れ、自分への慈しみを育てるよう促すことだ。

 現在37歳のハーシュフィールドさん自身は、10代の頃からOCDにかかっており、早いうちから治療を受けてきた。しかし、真剣に取り組むようになったのは20代後半になってからのことだという。
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