最近、階段を上っただけで
息切れを起こしてしまったりしていませんか?
年を重ねるとともに、肺も老化が進むそうなのですが、そのメカニズムや要因は一体何なのでしょうか。
今回は医師の建部先生に肺の老化の原因、懸念される疾患、肺を老化させるNG行動、肺の老化セルフチェックなどを解説していただきました。
肺が老化する原因
そもそも、肺に限らず臓器がどのくらい良好に本来の機能を果たすべく働くかどうかは、その臓器を構成する細胞がいかに機能するかどうかに直結しています。
少なくとも老化した細胞の機能は良好とはいえません。また、臓器によっては老化細胞が死滅しても置き換わらないため、一定以上の機能を持つ細胞数は体の老化とともに著しく減少します。
また体内機能の大半は年齢とともに低下するといわれおり、一般的には30歳前でピークに達し、その後はゆっくり連続的に衰えていくと考えられております。
細胞の老化に関しては現在もはっきりした原因が分かっておりませんが、肺という臓器の老化に強い関連が考えられるのは以下の諸説が唱えられています。
人間の体を構成する細胞に寿命があるという考え方です。
細胞内において、細胞分裂期に観察されるDNAが折りたたまれて棒状の構造体となっている染色体において、遺伝情報を担っている染色体の末端にテロメアと呼ばれる部位がついています。
テロメアは、細胞分裂の際に遺伝情報を正しくコピーして受け渡す働きをしていますが、分裂するたびに火のついたロウソクが短くなるが如く徐々に短くなっていき、ある程度まで短くなると細胞分裂をやめて細胞は自己破壊してしまいます。