我が国の地下深くに眠るといわれる大ナマズが、最近やけに意気軒昂。各地で見られる地殻の不穏な動きは“そのとき”の前触れなのか――。
震度7の揺れで甚大な被害を出した4月の熊本地震、10月の鳥取中部地震(震度6弱)と、西日本で大きな地震が起きたかと思えば、11月には福島県沖で震度5弱の地震が起きて津波が発生、さらに年末の12月28日に茨城県北部でも震度6弱。昨年は、日本全国で大きな揺れが起き、改めて「地震列島に住んでいる」ことを思い知らされる年だった。
主要なものだけで2000もの活断層があり、また4つものプレートがひしめきあう日本列島。はたして、我々は一年を無事に過ごせるのだろうか――。元京都大学防災研究所地震予知研究センター長で、地震学者の梅田康弘・京都大学名誉教授に尋ねてみたところ、のっけから戦慄の答えが返って来た。
「西日本、特に太平洋側のエリアは今、南海地震に向けての活動期に入っています。いつ大地震が起きても、おかしくないんですよ」
南海地震とは、紀伊半島から四国の沖合でフィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込む際、100年から150年に一度起きるとされる大地震。71年前(1946年)の昭和南海地震では、地震発生直後に巨大津波が発生。主に紀伊半島、四国、九州の太平洋岸を襲い、1443人の死者・行方不明者を出した。
一度起きると、それから数十年はプレートのひずみが解放されて“静穏期”に入るが、その後だんだんひずみが蓄積し、周辺で活断層型の地震が起き始めるのだ。「この期間を“活動期”と言います。1995年の兵庫県南部地震(阪神大震災)あたりで西日本は活動期に入ったようで、5年後にも同じ規模(M7.3)の鳥取県南部地震が起きています。さらに05年の福岡県沖(M7.0)と続き、昨年は熊本地震。活断層型の地震が、続けざまに起きているのです」(前出の梅田氏)
したがって今、西日本では、直近でM7クラスの地震が起きたところを除いて、どの活断層で地震が起きてもおかしくないという。「昨年、鳥取で起きた地震は、政府の調査の結果“未知の断層が長さ10キロにわたってずれたため”と結論づけられました。
大地震がくる!? 日本全国「最危険地帯」とは
2017.01.26 08:30
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