昨年の発売延期を経て、2月15日より発売が開始されたトヨタ・プリウスPHV。トヨタが満を持して市場に送り込んだこのクルマ、果たして普通のプリウスとはどう違うのでしょうか。ここではプリウスPHVの歩んできた道を振り返りながら、新型の魅力を主にメカニズム的な観点から探っていきたいと思います。試乗や購入の前に、ぜひ一度本文を参考にしてみてはいかがでしょうか。
■そもそもPHVとはどんなクルマなのか?参照:経済産業省
PHVとはプラグイン・ハイブリッド車のことを指し、外部充電装置を持ったHEV(ハイブリッド車)ということができます(一般的にプラグイン・ハイブリッド車は「PHEV」という略称が用いられていますので、ここからは実際の車名以外ではそのように表記します)。エンジニアリング的には「モーターだけで走行できるHEV」と定義され、HEV以上BEV(電気自動車)未満というのがPHEVの立ち位置となります。PHEVは欧州などで採用されている燃費測定法「ECE R101」において非常に有利な立場に置かれることから、昨今注目されているジャンルです。
■プリウスPHVの歩みphoto by Tokumeigakarinoaoshima(CC0)
初代プリウスPHVは先代プリウスをベースとし、2009年に登場。まずは官公庁や選定自治体、電力会社向けにリース販売を開始します。トヨタのハイブリッド車としては初のリチウムイオン電池を採用したクルマとなり、HEV仕様と比較して優れた燃費性能を実現。その後2012年に発売された一般向け販売仕様では、満充電状態でのEV走行距離は26.4km、PHEV燃費も61.0km/lを記録するなど、リース仕様よりもさらに性能が向上している点がトピックです。さらに2013年に行われた変更ではLSW(レーザー溶接)の採用によりボディ剛性が強化され、乗り心地や操縦安定性の向上が図られます。その後も細かな改良が加えられ、2016年12月まで販売されていました。
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