今の季節、日焼け止めは必需品。そんな日焼け止めを選ぶ基準となるのが「SPF」と「PA」です。製品に「SPF50」や「PA++++」など記載されていますが、これって一体何なのでしょうか? 今回は、内科・皮膚科などの診療を行うホームドクターの畑 英行先生に「日焼け止めのSPF・PAの意味」を解説してもらいましょう。
■日焼け止めの「SPF」と「PA」の意味
日焼け止めには、「SPF」「PA」の表記がありますよね。一体この表記は何を意味しているのか、畑先生に聞いてみました。
◇「SPF」とは?
SPFとは、サン・プロテクション・ファクター(Sun Protection Factor)の略で「紫外線防御指数」とも言い、シミ・そばかす・皮膚がんの原因となる紫外線B波(UVB)をカットする力を示しています。
SPFのあとに続く数値は、「この日焼け止めを塗った場合、何も塗っていない素肌と比べて何倍の紫外線に耐えられるか」を表しています。SPF値は日焼け止めの持続時間と思われがちですが、比較しているのは時間ではなくて、その時間に耐えられる紫外線量なのです。
たとえば、何も塗っていない素肌とSPF30の日焼け止めを塗った肌に、同時に紫外線を浴びせたとしましょう。何も塗っていない素肌が日焼けしはじめた(赤くなりはじめた)段階の紫外線量を基準として、SPF30の日焼け止めを塗った肌は、基準の30倍の紫外線量を浴びてからやっと同様の日焼けがはじまります。
紫外線量は天候や照射時間によって変わってくるので、SPF値が高い日焼け止めのほうが持続時間も長い、と解釈されてしまっているのかもしれません。
★最近よく見る「SPF50+」ってどういう意味?
「50+」とは、SPFの最高数値で、50よりも有意に高いことを指します。簡単に「50以上のもの」と考えていいでしょう。SPF10~50のものよりも50+のほうが、より強い日差しから守ってくれる効果が期待できます。
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