妻や夫を亡くした人たちと交流を 京都市で「腑抜けNO!会」発足

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[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2017年10月31日放送の「Today's VOICE ニュースな人」のコーナーでは、京都市在住の富田秀信さん(66)の取り組みについて取り上げられました。富田さんが立ち上げた「腑(ふ)抜けNO!会」とは一体どんな会なのでしょうか。


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約20年、妻を介護した

妻や夫を亡くしその悲しみから気力を失ってしまった人たちが集うという「腑抜けNo!会」、富田さん自身の経験からこう名付けました。妻の病気で21年に渡る辛さと喜びがまじりあった介護生活を経て、去年の末に妻を亡くした富田さん、それと同時に「腑抜け状態」が始まりました。

最愛の妻を失い、心にぽっかりと穴が開いてしまった富田さんは、自分の気持ちを新聞に「腑抜けです、ダメなんです」と自分の気持ちをそのまま投稿すると、共感の声がたくさん届きました。同じ経験をした人だからこそわかる悲しみや悩み、そして笑顔を取り戻すきっかけになるかもしれない思った富田さんは今年7月に「腑抜けの会」を立ち上げ、交流会を開きました。

参加された人から「腑抜けNO!会」にしようと提案があり、会の名前をアレンジしたとのこと。富田さんは「『の』から『NO』まで早くいってもらえれば」とおっしゃっていました。

自分が立ち直るきっかけとなりながらも、同じ境遇の方まで救われるこの取り組みはとても素敵ですね。(ライター:けあるひの)

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