インフルエンザが猛威を振るっている。厚生労働省などによれば、1月22日からの1週間で全国の医療機関で診断した人は約274万人、今シーズンの累積受診者数はこの時点で1100万人を超えた。さらに、この同じ週に報告された一医療機関当たりの患者数は52.35人で、これは、統計を取り始めた1999年以降、最多となった前週をさらに上回ったという。
また、今年最も拡大しているウイルスはB型で、4割を占め、A型、A香港型の順に流行っている。
「例年のパターンでは、まずA型が流行して、それがやや落ち着く2〜3月くらいにB型が流行り出す。しかし、今年は年明け直後当たりからB型が一気に増え始めたのです」(健康ライター)
都内内科病院の医師は、こう説明する。
「インフルエンザは、体力や免疫力がある健康な人が感染した場合、安静にしていれば時間とともに回復していきますが、最も注意しなければならないのは、心臓に疾患を抱えている人です。感染すると肺炎を併発し、重症化するリスクが高く、時に命に関わる事態となる場合があるからです」
さらに、心臓発作の誘発率を倍増させるというデータもあるという。
「インフルエンザのようなウイルス性疾患は、血圧や心拍数を上げさせるため、心臓に大きな負担がかかる。また、感染によって起こる炎症が、心臓疾患の発症に関わっているとも考えられています。加えて、ウイルスが心臓の筋肉に感染して炎症を起こす、突発性の心筋症を起こすケースもあるのです」(同)
インフルエンザと心臓疾患の関連の危険はまだある。
例えば、インフルエンザに感染して38℃以上の高熱が出た場合に起こる脱水状態は、心臓に大きなダメージを与える。粘度が上がって流れにくくなった血液を送り出す必要があるからだ。もともと心臓疾患を抱える人は、そこから心房細動が発症しやすくなり、大動脈弁狭窄症の症状が強く出て、意識を失ってしまうことさえあるという。
また、インフルエンザに感染すると、心臓疾患を抱えている患者が服用している薬にも様々な影響が出る。
「処方されている薬を普段通りに飲んでも効かなくなってしまったり、逆に効きすぎてしまうことがあるのです。
高血圧、高血糖も要注意! インフルエンザと心疾患の危ない関係
2018.02.24 08:00
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