民泊として使われていたマンションで覚せい剤を製造していたとして、警視庁は3月27日、米国籍のホアン・マシュー容疑者(25)を覚せい剤取締法違反(営利目的製造)の疑いで再逮捕したことを発表した。
「民泊施設として使われているマンションが犯罪グループのアジトとして利用される。これは最も恐れていた事態です。しかも、場所が東京。五輪が近くなり外国人が多く訪れるようになると、今回の覚せい剤製造にとどまらず、売春など様々な違法行為を助長する結果になるかもしれません」(犯罪ジャーナリスト)
ホアン容疑者は昨年12月、複数人と共謀して本人名義で借りていた豊島区内の民泊マンションに覚せい剤12.7キロを密輸しようとしたとして、すでに同法違反などで今年1月下旬までに起訴されていたのだ。
「今回の再逮捕の容疑は、やはり昨年12月、大田区と港区の民泊部屋で鍋やフライパンなどを使ってフェニルメチルアミノプロパン塩酸塩を含む結晶を精製して純度を高め、覚せい剤を製造したというもの。つまりホアン容疑者は、東京都内の複数の民泊部屋を使い分けて、製造、密輸を繰り返していたと見られる」(捜査関係者)
元厚生労働省関係者はこう説明する。
「以前にも私がかかわった件で、シャブ中の男がマンションの一室で覚せい剤を密造し、逮捕されるという例がありました。男は極度の中毒者で、部屋中に覚せい剤を撒き散らし、欲しくなると壁や畳をライターの火で炙っていました。彼らの製造手口は、“ユキ”と呼ばれるパウダー状の覚せい剤に、アンナカ(安息香酸ナトリウムカフェイン)や、ほかの覚せい剤の原料にもなる物質を入れて炊き直し、岩石状の覚せい剤に再生させる。それが、グラム数万円の覚せい剤として売れているのです」
ただし、こうした覚せい剤の製造過程では悪臭が発生する。そのため、密造所は郊外にあることが多かったのだ。
「当然、ホアン容疑者の部屋にも悪臭が立ち込めていたと思われますが、気密性の高いマンションの部屋、しかもいつでも移ることができる民泊施設となれば、使い勝手がいい。それにつけ込む犯罪者は、今後も都心で増え続けると思われます」(同)
隣は何をする人ぞ…“東京砂漠”で密かに悪事を企むワル外国人の増殖は現代の闇を物語っている。
民泊施設が覚せい剤の“秘密工場” 悪の温床と化す東京砂漠
2018.04.13 16:00
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