株式会社ペッパーフードサービスが展開する立ち食いステーキ店『いきなりステーキ』が好調だ。今年11月、秋田市に363店目の店舗をオープンしたことで、初出店の2013年から約5年で全国制覇を成し遂げたことになる。
同社の業績は順調で、まさに破竹の勢いだという。
「2018年1月から9月までの第3四半期連結累計期間の売上高は381億1300万円と、対前年比9.4%増。営業利益は36億5700万円で、こちらも対前年比3.8%増と好調です。また、今年9月には日本の飲食チェーンとして初めて米ナスダック市場に上場。昨年2月、海外初店舗をニューヨークにオープンして以来、現在はニューヨーク市内だけで11店舗を展開し、今後も店舗数の拡大を目指しています。業績だけ見れば、いきなりステーキは絶好調としか見えません」(経営アナリスト)
ところが、飲食業界関係者の間からは、今後の展開を不安視する声も出始めている。天下無敵とも思える現状のいきなりステーキに何が起きつつあるのか。
そもそもいきなりステーキは、ブックオフの創業者、坂本孝氏が展開する飲食店『俺のイタリアン』などに触発されて、がっつりとした肉を格安で食べられる店をコンセプトに一瀬邦夫氏が立ち上げた。
「初出店は銀座。当時は格安の立ち食い肉店として話題になったのです。マスコミでも取り上げられ、一気にブームに火が点いて順調に店舗数を増やしました。さらに2017年にラーメンチェーン幸楽苑グループと組んだことで、新規出店に拍車がかかりました」(飲食業アナリスト)
しかし、この急速な拡大路線の勢いはいつまで続けられるか分からない。
「開店から15カ月を経た既存店の客足が減り、売り上げが対前年を下回るケースが増加中です」(同)
事実、今年に入り15カ月を経た既存店の売上高が、毎月のように前年割れしはじめている。
「今年5月度の実績で、出店から15カ月経た既存店の売上高は、前年同月比9.8%減と減少傾向なのです」(同)
客数は今年2月に12・7%増、同3月13・9%増と大幅な伸びを見せていたのだが、4月から減少に転じ、5月が9.0%減、6月は9.6%減、7月が9.4%減と、4カ月連続で減少。
〈企業・経済深層レポート〉 客離れが加速? 業績好調の“いきなりステーキ”が挑む試練
2018.12.29 07:00
|
週刊実話
ピックアップ PR
ランキング
総合
社会
1
医療現場の「見えない負担」を減らすには──人手不足の地域医療でAIが果たす役割
TREND NEWS CASTER
2
若者の「梅離れ」に挑む異業種出身社長の逆転発想――規格外梅は資源になるか?産地が直面する「価値再編」
TREND NEWS CASTER
3
工場の外へ広がる「自動化フロンティア」――滋賀の中堅FA企業が挑む”another FA”は普及するか
TREND NEWS CASTER
4
なぜ鼠径ヘルニア手術は「入院」が主流なのか――日帰り年500件超のクリニックの試み
TREND NEWS CASTER
5
地方医療は「治す」だけで維持できるのか、「点」から「面」への分かれ道
TREND NEWS CASTER
6
鎌倉大仏の背中に空いてる〝穴〟の正体 「背部スラスター」との珍説に3.5万人破顔も...真相は?高徳院に聞く
Jタウンネット
7
〝ちいさな夏〟が閉じ込められた風鈴が、ずらり 京都・正寿院の「風鈴まつり」の清涼感がたまらない【6/1~9/30】
Jタウンネット
8
老舗そば店は地域に何を”残す”のか――茨城・常総、66年続く食堂が抱える宿題
TREND NEWS CASTER
9
ハードからソフトへ移行する運送業界 老舗70年企業が進める事業再定義と同族外からの代表交代
TREND NEWS CASTER
10
大好物を見たワンコさん、キラキラお目めで〝喜びの舞〟 可愛すぎる反応に5.4万人もん絶
Jタウンネット