「本人が釈明や、お詫びに来ることがあって当然だ」と、自民党の二階幹事長が怒り心頭だ。田畑毅衆院議員(46)が2月15日、女性とのトラブルを理由に党本部に離党届を提出した。
「田畑議員は昨年末、名古屋市内のホテルで、知人女性を酔っぱらわせて性行為に及んだとされ、ハメ撮り動画を撮影したとの情報もあります。後日、女性が愛知県警に被害届を提出。女性の怒りはすさまじく、現段階では示談に応じていない。メディアも嗅ぎつける事態となり、離党に追い込まれた」(官邸詰め記者)
この行為が、準強制性交容疑に触れるかどうかは今後の捜査次第。田畑議員は独身で、不倫ではないのが救いだが、政治家人生に大きなダメージを及ぼすことは間違いない。
田畑議員は元日銀マンで二階派に所属。2017年の衆院選では愛知2区から立候補し、落選したものの比例東海ブロックで復活当選している。そもそもは、自民党が民主党から政権を奪還した'12年の衆院選比例東京ブロックで初当選した“魔の3回生”だ。
「同期には、未公開株取引での金銭トラブルなどを報じられた武藤貴也氏(39)、自称イクメンで不倫三昧だった宮崎謙介氏(38)などがいます。党本部は、『またアイツらか』と頭を抱えています」(永田町関係者)
一方、今回の騒動が自民党の党内対立に拍車をかけると指摘する声も。
「田畑氏が議員を失職した場合、比例復活組なので次点の吉川赳元衆院議員(36)が繰り上げ当選する。吉川氏は静岡5区で岸田派の所属。この静岡5区は、田畑議員と同じ二階派に、無所属のまま特別会員として入会したばかりの細野豪志議員(47)が議席を死守している。仮に吉川氏が繰り上げになると、同一選挙区に自民系議員が2人並び立つ格好になる」(前出・記者)
細野議員は将来の自民党入りを熱望し、4選してきた静岡5区での自民の公認候補を目指しているとされる。とはいえ、自民党を散々批判し続けてきた細野議員に静岡5区の公認を乗っ取られるのは、岸田派にとって看過できない事態だ。
「岸田派としては、静岡5区から細野議員をなんとしても排除したい。だから、吉川元議員を国政復帰させて、『静岡5区は吉川』を既成事実化しようと考えている。そこで、岸田派関係者が今回のスキャンダルをあちこちで吹聴し、辞職に向けての外堀を埋めようとしており、二階派側も警戒感を募らせています」(同)
つい先日、入会したばかりの細野豪志議員が「二階からハシゴを外される」懸念が出てきた。いま、愛知5区が火薬庫と化している。
自民・田畑氏女性トラブル離党で二階派が頭を抱える「愛知5区」
2019.03.01 06:30
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