煙を発生させない次世代タバコの代表格はアイコス、グロー、プルームという加熱式タバコだが、専用カートリッジが必要だ。そのためコストダウンは難しい。しかし同じ加熱式を採用していて、手巻きタバコ用の刻みタバコ葉を使用して1/4にコストを圧縮できるヴェポライザーというものがある。今回は持ち歩くことを前提に、人気機種『Flowermate/SLICK (フラワーメイト スリック)』を試してみたい。
■バトンのようなフォルム、エレガントなデザインが魅力的で、そのままカバンに入れても無問題な『Flowermate/SLICK (フラワーメイト スリック)』
ヴェポライザーは内部にチャンバーという加熱炉を持ち、その中に手巻きタバコ用に大きなタバコ店やドン・キホーテなどで販売されているシャグ(刻みタバコ)を詰めて、加熱して吸うことのできるコスパ最強タバコデバイス。海外では終末期医療の現場で医療用大麻を子供から老人まで安全に使えるようにという目的で開発された医療機器だったのだが、転じてタバコ葉を熱して吸うためのデバイスとして普及している。
その何がすごいかというと、コストパフォーマンス。1袋580〜950円(通常25〜40g入り)で販売されている手頃なシャグを使う、100回〜200回近く使用できる(※機種により使用量は異なる)ので、1回の喫煙費用が4〜6円程度となる。つまり1箱80〜120円程度となる。