28日、文部科学省のキャリア官僚で44歳初等中等教育局参事官補佐が覚せい剤取締法違反及び大麻取締法違反(両所持)の疑いで逮捕されたことが判明。国民に奉仕するべき存在の国家公務員、しかもキャリア官僚の薬物事件に怒りの声が相次いでいる。
逮捕された容疑者は、前々から薬物使用を使っているとみられる行動があったようで、関東信越厚生局麻薬取締部が捜査を進めていた。28日になり、麻薬取締部が文部科学省を家宅捜索。その結果、同容疑者の机から袋に入った覚せい剤を注入するために使っていたとみられる注射器を発見した。
さらに、同容疑者の自宅からも注射器が発見されており、使用済みとみられる物も発見したことから、職場と自宅で覚せい剤を使用していたものとみられている。それにしても、文部科学省という日本の教育を管轄する役所に薬物を使用している人間が存在し、しかもその場から注射器が発見されることは異常と言わざるを得ない。また、そのような立場の人間が薬物を簡単に手に入れることができているという事実も驚きだ。
同容疑者は麻薬取締部の取り調べに対し、「覚せい剤は使うために持っていた」などと供述しているという。文部科学省によると、同容疑者は2001年に入省し、近年は高校の普通科改革などを担当していたそうで、朝に起きられないなどすることはあったが、仕事ぶりに問題はなかったのだという。
文部科学省は近年不祥事が相次いでおり、2018年には自分の子供を東京医科大学の入学試験で不正合格させる代わりに、同省が行っている私立大学支援事業の対象校に東京医科大学を選定させる汚職事件が発生。この件では、東京医科大学が女子受験生や浪人生の点数も不正操作しており、国民の信頼を大きく失墜させた。
「信頼回復に務める」としていた文部科学省にまたしても起こった不祥事。しかも省内で覚せい剤や大麻を使用していたとなれば、真面目に業務を遂行していたのか否かについても疑問符をつけざるを得なくなる。
この事件に、ネットユーザーも憤りを見せており、「教育に関わる人間が薬物なんて許せない」「ありえない」など怒りの声が噴出する。また、官僚はそれなりの収入を得ているだけに、「薬物が蔓延しているのでは」「他の人間もやっている可能性があり」「全員に検査を実施するべきだ」という声も上がった。
教育に関わる者が薬物を使用していたという「とんでもない」事件。信頼を回復するなら、全員の薬物使用検査を実施するべきだろう。
文 神代恭介
教育改革を担当、文科省の44歳キャリア官僚が覚せい剤・大麻所持で逮捕 省内で使用の可能性も
2019.05.29 12:20
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