マイナビウーマン読者のみなさまこんにちは。
最近『ジョーカー』という映画を観たんですよ。映画史に残る“悪のカリスマ”がどのようにして生まれたのか、ホアキン・フェニックスが熱演した話題作なんですが、映画を観終わって思ったのは、この手の映画が他人事でない感情移入を伴って鑑賞できるようになったいまの世相は、ずいぶん不安や孤独が強い時代になったな、という憂鬱な寂しさでした。
そういえば風も冷たくなってきた最近です。なんというか、世の中にこれほど「いい男を探すノウハウ」が溢れているのも、こうした不安や孤独が強い世相をどこか反映しているのではないか、と思ったロマンチックプランナーの朧です。
ハロウィンとクリスマスの独り身がほぼ確定しつつあるアラサー女性のみなさま、いかがおすごしでしょうか。
ちなみにネットの見解をあれこれ渉猟すると、一年のうちでもっとも恋人ができやすいのは冬前、10月くらいだというデータがあるようです。 ほんとかな。
一体どうすればいまからハロウィンやクリスマスまでにカレピ の調達が間に合うことがあるのだろうか(いや、間に合わない)。 ※反語
さて今回のテーマは、端的に言うと「もういい男を探すのは諦めろババア」という話です。
「貴様、恋愛コラムを標榜しておいて『いい男を諦めろ』とはどういう了見だコラ!」とマイナビウーマン編集部に鬼電かましたくなるお気持ちは分かるんですが、どうかもう少しだけ話を聞いてくださいババア。
実は「いい男」は「探す」ものではなく「育てる」ものなのです。
■いい男を“探す”発想の底にあるもの
これは常々不思議だったことなんですが、「好きな男」ではなく「いい男」から探そうとする女性心理はどのあたりにあるのでしょうか。
自分のスペックを差し置いて恋人のスペックから自慢しはじめる典型はTwitterでもよく見かける顕示欲ですが、これは男性側にはあまり見られないやつです。