いい男を探し疲れた人へ、いい男を“育てる”発想のススメ (4/5ページ)
◇ターゲットその2【社会性皆無のロマンチック系クズ】
無職のヒモなどがこれにあたります。
いい歳してミュージシャンを目指していたり、小説家や漫画家を目指していたり、己の珠なるべきを半ば信ずるがゆえに、碌々として就職ができないでいる『山月記』の李徴みたいなタイプです。
最近では口だけ意識高めの起業系の亜種も見られるようになりました。いつの時代にもいる定番のクズジャンルです。
この手のタイプの課題は、第一に身のほどを知ってもらい虎になるまえに就職してもらうことです。
ひとまずは彼らの才能に理解を示すふりをしながら、大人の女性として社会参加へ上手く誘導しましょう。映画『南瓜とマヨネーズ』のような甘やかしはダメです。ブラックな制作会社など、できるだけ過酷な労働環境に放り込んでください。
というのも、社会性のない彼らがここまで図々しく生き延びてきたのは中途半端にモテたりしたからで、遊び散らかしているヒマがない環境に追い込むことは下半身の更生にもつながるからです。ゼ○シイで殴るまえにタ○ンワークで泡を吹くまで殴りましょう。
どうせ働きだせば病んだなんだと言いはじめますが、そのときは少しだけ甘やかしてあげてください。たぶんすぐに懐きます。
以上の2パターンです。
ターゲットその3はどうした 、というツッコミはさておき、彼ら不良品をなんとか更生させて「いい男」にしたあとでも、付き合っていく上で大切な心がけがひとつだけあります。
それは――
■いずれ放流するつもりで付き合う
いい男を探すのは諦めたうえ、せっかく育てた「いい男」まで放流しろとはどういう了見だ? と叱られそうなんですが、これはとても大事な話なので黙って聞いてくださいババア。
どうやら人間には「自分が愛されてきた分までしか他者を愛せない」性質があるようです。