大人になっても反社会的行動が止められない人は、脳の構造に違いがある可能性(英研究)
2020.02.21 15:54
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カラパイア
AlexLinch/iStock
海外の統計によると、4人に1人が子供時代、あるいや思春期に、一度は盗みやいじめ、嘘、暴力といった反社会的な行動パターンを見せるという。だがほとんどの人は、こうしたことからいずれは卒業することになる。
しかし、そのうちの1割は、大人になっても反社会的行動パターンから抜け出せない。そうした人の脳をMRIで検査した結果によれば、彼らの脳は普通の人とは少々違うところがあるようだ。
『Lancet Psychiatry』(2月17日付)に掲載されたユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンをはじめとする研究グループによる調査結果によると、反社会的行動をやめられない人の脳は表面積が小さく、いくつかの領域の皮質が薄いことがわかったという。
・反社会的行動が止められない人の脳は面積が小さく皮質が薄い
この研究では、45歳の参加者672名の脳をMRIで検査して解析した。
参加者の66パーセントは反社会的行動歴がない人(非反社行動グループ)、25パーセントは若い頃にそうした行動が見られた人(元反社行動グループ)、12パーセントは大人になってからもそうした行動が見られる人(反社行動グループ)だ。
なお最後のグループは、暴力を伴う喧嘩、虐め、器物破損、嘘、無断欠勤、窃盗といった問題行動が45歳になっても続いている。
脳全体で見た場合、反社行動グループの脳では、360領域のうち282領域で表面面積の縮小が確認された。また目的指向行動、感情の制御、動機(いずれも反社会的行動の要因となりうる)などに関連する11領域の皮質が薄いことも分かった。
一方、元反社行動グループでは、このような脳の広範囲に見られる構造的な違いは認められなかったという。
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