「妊婦向けマスク」に不良品続出で爆発する“製造元が公表されない”不信感

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「妊婦向けマスク」に不良品続出で爆発する“製造元が公表されない”不信感

 新型コロナウイルス対策として政府が妊婦向けに配布した布マスクに汚れや混入物があった問題について、加藤勝信厚生労働相は4月21日の閣議後記者会見で、不良品は143市町村で計7870枚にのぼったことを明らかにした。加えて配布を一時中断して原因の調査をするとしているが、国民の不信感は募るばかりだ。

「妊婦向けのマスクは4月14日から全国の市町村に約50万枚が発送されましたが、直後から『汚れが付いている』『髪の毛が入っている』『変色している』などの報告が自治体から相次いでいました。なお、このマスクは製造元が公表されておらず、国内の納入業者が中国やベトナム、ミャンマーから調達しているとも伝えられていますが、出どころの詳細は分かりません」(週刊誌記者)

 妊婦向け布マスクの不良品問題にネット上では、《衛生用品なのに検品もしないで出荷するような企業に厚生労働省は依頼をしたのか? あまりにも仕事がいい加減で呆れてしまう》《製造元が分からないマスクなど使いたくない》《どこに発注しているのか。複数の企業が関わっているとは思うが、マスクを普段商品として販売している企業なら、ありえない程の不良品の数》など厳しい意見が殺到している。

「しかも、一部報道によれば、全戸配布用に郵送された布マスクでも汚れや虫の混入などが発見されたといいますが、こちらは配布を続けるという。妊婦用ですでに不安が不安を呼ぶ結果となっているだけに、大問題とならなければいいのですが」(ネットライター)

 あまりの雑さに開いた口も塞がらない。

(小林洋三)

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