前回のあらすじ
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幼くして身売りされた山本菊子(やまもと きくこ)は、朝鮮・満洲と流浪の青春を送り、シベリアのブラゴヴェシチェンスクにバー「オーロラ宮殿」を開業。
関東軍(日本軍)の諜報員として、酒場に出入りする色々なお客から情報収集に務める中、馬賊の頭領・孫花亭(そん かてい)に惹かれていきます。
(もう水商売から足を洗って、この人と一緒に幸せな家庭を築きたい)
そんな夢を想い描いていた菊子の元へ、急報がもたらされるのでした……。
孫花亭の危機を知った菊子、柳葉刀をすっぱ抜く!「何ですって!?」
孫花亭が関東軍に逮捕され、処刑されるという報せを彼の部下より聞かされた菊子は、目の前が真っ暗になる思いでした。
「処刑は明朝との事でさぁ……姐さん、相手が関東軍じゃ相手が悪い。老大(ボス。