NASAが月や火星に超小型原子力発電システムを設置する計画。来るべき有人探査に向けて
2021.12.16 20:00
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カラパイア
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現代の人間が活動するには電気が必要だ。「アルテミス計画」で月面有人探査を目指し、2030年代には火星への有人飛行すら計画するNASAは、そのための電気を確保するために、信頼性が高く、強力な「超小型原子力発電システム」の開発に着手した。
無事完成したあかつきには、ソーラー発電や燃料電池といった従来の発電システムと組み合わされて、月や火星でのミッション遂行のための電気を供給することになる。
・NASAが原子力発電を選んだ3つの理由
そもそもなぜ原子力発電なのか?
NASAはその理由の1つに「信頼性が高い」と説明する。
月面基地が設置される有力な候補地として、南極のエイトケン盆地にあるクレーターが挙げられている。しかし、その内部は常に影になっておりソーラー発電が使えない。
また月の夜は、14日間も続くために、やはりその間ソーラー発電が使えない。
さらに火星では、季節によって巨大な砂嵐が発生する。これはときに火星全体を包み込むほどで、それが数ヶ月も続く。もちろんソーラー発電はNGだ。
原子力発電なら、このような状況でも、24時間安定して連続運転することができる。
2つ目は「強力」であることだ。
NASAが企画する超小型原子力発電システムは、最低でも40キロワットの電気を供給できるよう設計される。
これは30世帯分の電気を10年間まかなえるものだ。
3つ目は「小型化・軽量化」が可能な点だ。将来的には火星入植の第一歩となる前哨基地に設置することもできるかもしれない。
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