ついに北条時政(演:坂東彌十郎)が出家、愛妻りく(演:宮沢りえ。牧の方)と共に鎌倉を去っていきました。
鎌倉殿・源実朝(演:柿澤勇人)に刃まで向けてしまった時政。その罪を何とか死一等減じるために尼御台・政子(演:小池栄子)は命乞いをし、当の実朝さえ頭を下げる始末。
ここまでされてはさすがの北条義時(演:小栗旬)も許さざるを……と言うより実のところ、一番時政に生きていて欲しかったのは義時だったのではないでしょうか。
(※ごく穿った見方をすれば「大いなる茶番劇」と言えなくもありません)
「父上、小四郎は無念にございます……今生の別れでございます……」
ずっと時政の背中を見て走り続けた義時は、ついに「坂東武者たちのてっぺん」に立つこととなります。
しかし鎌倉殿を軽んじる義時の動きを後鳥羽上皇(演:尾上松也)は危険視。鎌倉と朝廷の間には、不穏な空気が流れるのでした。
……NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第38回放送は「時を継ぐ者」。
サブタイトルの意味するところは、もちろん北条一族の通字「時」を受け継ぐ義時たちと、そして季節(とき)を告ぐウグイス。