古来から恐れられる呪術「丑の刻参り」そもそもは良縁・心願成就が始まりだった【後編】

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古来から恐れられる呪術「丑の刻参り」そもそもは良縁・心願成就が始まりだった【後編】

江戸時代から現代まで延々と伝わっている怪異として有名な、呪術「丑の刻参り」。憎い相手を呪う儀式をすれば、自分が直接手を下さなくても災いや死をもたらせるという恐ろしいイメージがありますが、そもそもは、良縁・心願成就が始まりだったとも伝わります。

【前編】では、平家物語の「橋姫伝説」や室町時代の世阿弥の謡曲「鉄輪」など、「丑の刻参り」の由来と伝わる話をご紹介しました。

古来から恐れられる呪術「丑の刻参り」そもそもは良縁・心願成就が始まりだった【前編】

【後編】では、現在でも「丑の刻参り」に使用された「五寸釘を打ち込んだ跡」が無数に残る杉がある神社についてお話ししましょう。

観光客で賑わう京都・清水寺に残る「呪いの杉の木」

 京都・清水寺本堂の北側に位置する「地主神社」(写真:photoAC)

春夏秋冬、国内はもちろん海外からの観光客で賑わいをみせている、京都・清水寺。

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